僕は先生にフィーバー!
〜KI編〜




なにコレ。

どゆこと?

ひょろりと背の高い男と、ガッチリしたさらに背の高い男に挟まれて、何でオレが焦ってんの?

痛い腰に鞭打って、どうしてオレが男同士の喧嘩を止めてんの?

あぁもう、ホント。

お前と出会ってから奇想天外な事ばっかり起こっちゃうよ。

勘弁してくれ。

頼むから。




4
不法侵入者は人気者!?
4−3




長机に押し倒されたイルカは、もちろん抵抗を始めた。両手を押さえつけられていて、その力は想像以上だ。上半身の抵抗はビクともしないので、足を振り上げて押さえつけている男を蹴ろうと試みる。

「おっと。」

「っつ!」

しかし見事にそれをかわされて、オマケに男の得意気な笑みまで見せられた。イルカの頭に血が上るのは必至だ。

「避けるんじゃない!!」

「無茶言わないでくださいよ。蹴られる趣味なんてないんだから〜。」

にやりとカカシは笑い、真っ赤になって怒るイルカの目尻に口付けた。そしてそのまま唇を耳朶へともっていき、くちゅりと含んでしまう。イルカは刺激にひゅっと喉を鳴らして息を呑んだ。

「んっ・っ・・・!」

「・・・耳、弱いよーね・・・。昨日知ったんですよ・・・?」

ぼそりと囁かれて、背中が仰け反る。イルカは唇を噛んだ。寒気に似た快感は、確かにカカシから吹き込まれたもので逆らえそうに無い。

「昨日、いっぱいイルカ先生の身体弄ったから、センセイの弱いトコたくさん知ることできた・・・。すっげぇ嬉しかったんですよ?」

「ゃ・っ・しゃべ・るな・・・っ!」

甘い吐息と共に注がれる快感は正にイルカの弱い部分で、彼は途端に抵抗を弱めてしまう。ゾクゾクと教え込まれた感覚が身体中を駆け巡る。

「オレの声も好きだよね・・・?センセ、気持ちイイ・・・?」

「うっ・んん・・・!」

くちゅくちゅと音を立てて耳の中へと舌を侵入させる。その刺激に敏感なイルカは、机に乗り上げている上半身はもちろんのこと、はみ出している下半身さえビクビクと震えさせる。その様子が気に入ったのだろう。カカシはくすりと笑い、「可愛い。」と囁いた。

「やめ、やめろ・・・っ!ココをどこだと・・・っ。」

「んーと、イルカ先生の職場。」

「そうです!神聖な職場でこんなことさせるんじゃない!」

「――・・・売春法違反者が最低5人はいる神聖な職場。」

「うぅ〜。」

そう言われると、最早反論の余地が無い。コイツ、分かってて言っているなとイルカは怒鳴ってやりたがったが、カカシの次の行動に言葉を発せられなくなってしまった。

イルカの抵抗が止んだのをいいことに、カカシは彼のシャツの上から胸の突起をしゃぶり出したのだ。イルカはぎょっとして身体を捩った。

「やっ・かぁしさっ・・・!」

「シャツの上からじゃなくて、ちゃんと乳首ペロペロしたいなぁ。イルカ先生の乳首、美味しいから病み付きなんだですよ?」

止めろと言ったところで、もちろんカカシは止めるはずはない。シャンがどんどん染みになっていき、自分の格好が変態染みていくのをイルカは目の当たりにしてしまう。大声を出せるはずは無く、無駄だと分かっていてもただ止めてくれと言うしか出来なかった。

「じゃあ、シャツ脱ぎます?今朝みたいに、嘗めるの止めたりしませんよね?」

イルカは観念したとばかりに、こくりと頷いた。カカシはにっこり微笑んで、素早くボタンに手を掛ける。元は自分のシャツだからか、それともこれこそが職人の技と言うのか。シャツはあっと言う間に脱がされて、ぽいっと入口付近にまで放り投げられた。

「カカシさ・・・っ!胸、胸だけにしてください・・頼むから・・・っ!」

「・・・やですよ。だってアンタ、飯の後触らせてくれないんでしょ?」

じとーっと責めるような眼つきでカカシが見下ろしてきた。イルカはガンッと頭にタライでも落ちてきたような痛みを覚えた。もうココがどこだか構わずに叫んでしまう。

「オレが悪いみたいに言うんじゃねぇ!この変態ホスト!!男の乳嘗めて喜んでんじゃない!」

「変態で結構!しかたないでしょうが!センセイの乳、すんげぇ触り心地いいし、ちゅうちゅう吸いまくってオレの唾液でベタベタにしてやりたくなるんだよね!胸だけで終わらせて欲しいんなら、せめて飯の後オレん家来るくらいは承諾してください!」

「何ですかその言い分!最初っからあんたがこんなことしなきゃー・・・。」

「んじゃ、この場で最後までしてやる!」

「何でそうなるんですか!だから、胸だけで終わらせてくれって頼んでんじゃないですか!」

「じゃあ、来るんですね!?」

「あぁ、行ってやるから今は我慢してください!」

「分かりました!その言葉忘れないでくださいね!!」

イルカの言葉を聞いて、カカシはそれはもう世の中の女を全部手中に収められそうな笑顔をしてみせた。そしてタコの吸盤のようにうちゅーっとイルカの胸に吸い付く。ちゅっちゅとそれは嬉しそうに。

一方イルカは、あれっと首を傾げた。

何かオレ・・・馬鹿なこと言わなかったか・・・?

売り言葉に買い言葉?そんな事を思いつく。いやいや、そんなもので片付けられるわけが無い。今後の運命を決めるような発言をしてしまった気がする。これはバッチリしっかりと・・・。

「はめられた――!!」

「やだなぁ。まだハメテないですよ〜。」

「わっ・コラ・・・!」

反論する暇も与えず、カカシの愛撫が再開される。胸の突起を口に含んだと思ったら、チロチロと尖らせた舌先で嬲り始める。くすぐったい様な、それでいてしっかりと与えられる刺激にイルカの頬に血液が集中し始める。もう片方を弄る指先は舌とは違ってしっかりとした刺激だ。痛いくらいに摘み上げては押しつぶすように捏ねくりまわす。たった数回肌を触れ合わせた二人のはずなのに、イルカにはしっかりとカカシの愛撫が根付いていて素直に快感を拾い上げている。

「あっ・んっんっ・・・!」

「ふふ、美味しい・・・。」

うっとりと呟くカカシに、イルカはぎゅっと目を瞑った。男がそんな場所で快感を得るなんて思っていなかった彼は、自分が極端にいやらしい人間に思えてならないのだ。戸惑いと羞恥を身体全体で表すイルカに、カカシは喜びを隠せない。

まさに理想の相手そのものだ。

自分の性癖を自覚したカカシは、イルカに対しての欲求を抑えきれないでいる。恋心を自覚する前は、暴力的な衝動のほうが強く、イルカに痛みすら与えたいと思っていた。しかし今は奪う気持ちも大きい。

快感も羞恥も痛みも屈辱も悲しみも怒りも楽しみも。

何もかも。

全部オレが原因じゃないと気がすまない。

全部全部全部。

うみのイルカの全部を奪い尽くして自分のものにしてしまいたい。

「イルカ先生・・・。」

だから今現在がとても幸福なのだ。自分の手によって、今の彼は快感と羞恥と恐れを感じている。それのなんと気持ちの良いことか。

ほんっと、病み付きだよ。

もじもじとイルカの腰が揺れる。胸の愛撫に昂った熱を持て余し始めたのだろう。カカシはニヤリと笑い、つつっと彼の昂りを布越しになぞる。びくりとイルカは震えた。

「む、胸だけだって・・・!」

「辛いでしょ・・・?すっげぇ熱いもん。」

言われてイルカはカッと頬を染めた。カカシの指が当てられている場所は、本人の意思とは裏腹に自己主張をしている。イルカは恥ずかしくて堪らないと、瞳に涙を溜めた。その表情にカカシは興奮し、少し掠れた声で彼に呼びかける。

「胸だけだって言うから、オレは・・・!」

「でもこのままじゃ、汚しちゃうかもしれないよ?汚れたのをまた履くの嫌でしょ・・・?」

言いながら、カカシはベルトに手をかける。かちゃりと小さな音を立てて外され、ぎくりとイルカの身体が強張った。「でもでも」と彼が怯えた目でカカシを見返す。カカシはこそりと甘い吐息を吐いた。

「じゃあ、見るだけ・・・。ね?センセイのには指一本触らないから・・・。」

「・・・っつ・・・。」

カカシが言っている事がいいことなのかどうなのか、イルカには分からなくなっている。熱に浮かれた脳ではまともな判断が出来なくなっているのかもしれない。

・・・確かに、汚れたら・・・困るし。触らないって、言ってるし・・・。

そう考えたイルカは、思わずこくんと頷いた。カカシはそんなイルカを見て、叫び出したいのを必死に我慢する。平常心を装いながらサッとスラックスを脱がせ、これまたポイッと放ってしまった。

あー、なんて馬鹿な子なんだろう!そんな約束、守られるわけ無いってなんで分からないんだ!

カカシは小躍りしたいほど気分を上昇させる。下着からぷるりと弾け出たイルカ自身は、カカシが胸を弄るたびにぴくんと反応し、甘そうな蜜を滴らせている。この自分の痴態に気付いていないのか、イルカは声を抑えるのに必死で、はふはふと苦しそうな呼吸を繰り返していた。

それがまた可愛いんだ。

「あー、やっぱ我慢できないや。食べちゃおう。」

「えっ?・・・ちょ、やっ・・・!!」

ぱくんとイルカ自身を口内に含んだカカシは、そのまま音を立てて吸い上げた。予想していなかった快感に、イルカは面を喰らったらしく思わず大きく喘いでしまう。そうなったら後の祭り。一度出てしまった声を抑えられなくなってしまい、イルカの喘ぎは教室中に響いた。

「あっ・ぁあ・・・!!こ、の嘘吐き・・・!」

「腹減ったんですよね〜。」

訳の分からない言い訳をし、カカシはしゃぶり続けた。唾液とイルカ自身から溢れ出る愛液で、彼の内股はベトベトだ。滴った体液は机すら濡らしていく。カカシはその様子を見て込上げる興奮を感じた。

教室のど真ん中で、真っ裸にされて喘がされているイルカ。

かなり美味しい状況だよね。

ちゅうちゅうと自身を吸いながら、カカシは指先をイルカの最奥へと触れさせる。イルカは当然驚き、カカシの髪を引っ張り抵抗してきた。当然ながらカカシはそれらを無視し、ぬめる体液の力を借りて怯える入口を撫でた。

「やっやめ・・・そこ、やだ・・・!」

「ヒクヒクしてる・・・ねぇ、ちょっとだけお尻の中くちゅくちゅしていい?」

興奮に掠れた声を隠そうともしない。その低く熱を持った低温の声にイルカはぶるりと身震いをした。自分の身体が他人に影響を及ぼしていると思うと、何だか恐ろしい気持ちになってしまう。

「ダメだって・・・!っつ・あ・っ指挿れるな・・・!」

イルカの震える声を無視し、カカシはぬるりと指を侵入させた。昨夜の名残を持っているのか、イルカの体内は酷く熱い。きゅっと指を締め上げて押し出そうと懸命に蠢いている。

カカシはゾクリと身を震わせた。

「指じゃヤなの?じゃ・・・これならいい?」

「ぃ・なに・・・!?」

つぷんと押し入ってきたのは、熱を持ったものではなくとても冷たく無機質なものに感じられた。イルカは身を起こして見てみると、先程までカカシの指が入っていた場所にとんでもない物が埋められていて、目を剥いてしまった。

「い、やだ・・・!そんな物、抜いて、ください・・・!!」

「オレ、こんなペンケース使えるなら喜んで勉強するのにねぇ。」

カカシはくすくすと楽しそうに笑っている。じわじわと湧き上がっていた嗜虐心を抑えられなくなったのだろう。嫌がるイルカを見ては、笑みを深くする。

イルカが指の変わりに埋められたのは、シャープペンシルだった。細いそれは痛みを伴うことは無かったが、嫌悪感を引き連れていてイルカは異物感に身を強張らせる。昼寝のカムフラージュのために出しておいた筆記用具が仇になってしまった。カカシはペンケースから、もう一本ペンを手に取った。

「こんなんじゃ物足りないでしょ?もう一本あげますね。」

「やっ・かぁしさ・・・!」

かちゃりと次にサインペンを侵入させる。シャープペンシルより太いそれに、イルカは足を引き攣らせた。彼の呼吸と同じくペンも上下に蠢く様はとても淫猥で、カカシの快感を引き上げていく。イルカは瞳を虚ろにして深い呼吸を繰り返していた。

「まだ二本ですよ?もうちょっと頑張ろうねぇ。」

「無理・・・も、無理ぃ・・・!」

涙をボロボロ零して、イルカは必死に訴える。しかしカカシはそんな姿にすら興奮してしまい、噛み付くような口付けをして応える。もちろん止めるつもりは無い。

「オレのはもっともっと大きいですよ?今から練習しないといけないでしょ?」

そう言い、挿入させていたペン二本を左右に開き、その間にさらに太いマジックを捩じ込む。急激に増えた圧迫感にイルカは悲鳴に近い声を上げる。

「ひゃっ・ぁあ・・・!」

「ふふ、すごーいね・・・。真っ赤になってる。」

しゃがみ込むと、ちょうど顔の前にイルカの秘所がくる。カカシは自分のせいで充血して痛々しいその部分をじっくりと堪能し、ひくつくそこに舌を這わせた。

「ひっ・ひっ・ぅう・・・!」

「センセ・・・可愛い・・・。」

筆記用具が埋まっているその場所に、自分の舌先も埋めようとするカカシ。その行動にイルカは苦痛と快感をもたらされ、ただただ喘ぐ。ぐちゅぐちゅと内をかき回され、柔らかい舌でねぶられ、イルカは身体に火を点けられたような熱を味わう。

「あっ・・・!あっ・!かかしさ・・・も、出ちゃ・・・っ!」

「いいよ・・・ホラ、イって。」

「――ぁあ・・・!!」

弱い部分を巧みに衝かれ、イルカは全身を震わせて達してしまった。胸元にまで飛ばした白濁をカカシは清めるように嘗め取る。激しく上下する胸を堪能し、慎重に埋めていたものを取り出した。

「うぅ・・・んっ。」

「センセ、上手にイケたね。お尻だけでイッちゃうなんて、ホントヤラシイ身体だぁね。」

「カカシさん・・・。」

うるりと濡れる瞳を見せられて、カカシは誘われるままイルカを抱き締めようと腕を広げた。

「うぎゃ!!」

「やらしいのはてめぇだろうが!!この色欲魔が!!」

しかしそれは罠だった。イルカは恨み辛みをたっぷりこめてカカシの股間を蹴り上げたのだ。その場で蹲るカカシ。イルカはその隙にと脱がされた衣服を身に着けた。

「ひっでぇ!使い物にならなくなったらどうすんの!?困るのはイルカ先生でしょ!?」

「困るかバカ!!いっそ使えなくなった方が世のため人のためです!」

二人の言い争いは暫く続きそうだった。しかしその時、ドンドンと乱暴にドアが叩かれた。二人はピタリと口論を止め、イルカは慌ててドアを見る。刷りガラスには見慣れたシルエットが映っていた。

「イルカ〜。イルカ先生〜。オレもこの時間暇になっちまったから、入れてくれよー。」

「ア、アスマ先生!ちょ、ちょっと待ってください!」

イルカに再び冷や汗が伝う。カカシをどうしようと、焦りばかりが先立つ。しかし当人のカカシは焦った様子は無く、嫌そうに顔を歪めていた。

「カカシさん・・・っ。とりあえずあのロッカーにでも入ってください!」

掃除用具入れのロッカーを指差しているのに、カカシはまったくそちらへ行こうとしない。イルカはぐいぐい彼の身体を押した。カカシは何だか困った顔をしている。

「カカシさん!早く行ってください!」

「・・・イルカさん・・・。今、アスマって言った?」

「へ?あ、あぁ・・・言いましたけど・・・っておい!」

カカシはイルカをかわし、スタスタとドアへと行ってしまった。そして慌てているイルカを余所にがちゃりと景気良くドアを開けてしまった。

「カカシさん!!」

「――・・・やっぱお前か、アスマ。」

「あぁ?・・・カカシ!!てめぇ、なんでここに!?」

「はい!?」

会った瞬間に険悪な雰囲気となった二人を見て、イルカが出せたのは間抜けな奇声だけだった。



えーっと・・・。
教室エッチはちょっと消化不良です。
そしてついにアスマ先生を巻き込む事に成功です。(笑)



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